無宗教葬を意味のあるものにするために

無宗教葬を意味のあるものにするために

「最近、無宗教葬っていうのがはやってるみたい」とか「無宗教葬ってなんだかおしゃれっぽい」という理由だけで無宗教葬を行うのは、遺族の自己満足。参加者の多くは「変な葬儀だった」と感じてしまうかもしれません。

最近では無宗教葬を「商品」にしている葬儀社も少なくありません。そしてそのほとんどが「クラシック音楽の生演奏」というスタイルです。生前、故人がクラシック音楽を愛していた人ならそれもすばらしい演出でしょう。故人が好きだった名曲の生演奏で送るということになれば、最高の葬送曲になるわけです。

しかし、実際にクラシック音楽を生前愛した人が日本にどれだけいるのでしょう。好きでもない音楽で送られる「無宗教葬」を、故人が望んでいるはずがないのです。生きているときに聞いたこともないクラシック音楽が自分の葬儀で演奏されるのは、身に添わない借り着をむりに着せられているようなものなのではないでしょうか。

「故人を音楽で送りたい」と考えるなら、せめて故人の好きなジャンルの曲で無宗教葬を作るべきです。これが無宗教葬の最低条件だと思います。ですからそこは、葬儀社と事前にじゅうぶんな話し合い、打ち合わせが必要になってくると思います。

もう1つ、注意しなけらばいけないのは「著作権」の問題です。著作権は今の日本では、その作家、作曲家の没後50年までその遺族に保障されています。ですから、作曲者が亡くなってから50年経っていない曲に関しては「著作権料」というものが発生します。「無宗教葬」で流される、あるいは演奏される曲にも、その「著作権料」が発生します。

これは、葬儀屋を利用する場合には事前に確認しておかなくてはなりませんし、そうでない場合には「日本音楽著作権協会(JASRAC)」に問い合わせるといいでしょう。
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